こんにちは。らむねです。
付き合っていた彼が偽名で、素性もすべて偽っていた……なんて話は
映画の中だけだと思っていましたが、事実は小説よりも奇なりというように、
映画よりも信じがたい相談も探偵には寄せられてきます。
今回は、そんなお話です。
交際4年、同棲までした彼が「嘘で固められた人物」だと気づく瞬間
小口美佐さん(37)は、新倉達也さん(26)と交際4年目。
2人は美佐さんが職場の友達に連れていってもらったバーで出会いました。
達也さんと美佐さんはすぐに意気投合。その日のうちに交際をスタートしました。
しかし、交際開始から半年ほどしたころ、
社会人になりたてだった達也さんが急に会社を退職することに。
寮住まいだった達也さんは寮を追いだされて住む家を失い、
美佐さんの家に転がり込み、バイトをするように。
しかし実際には、平日は家でだらだら過ごしていることが多く、
さらに、家主である美佐さんに生活費を払うことも一度もなく、居候同然の生活ぶりでした。
彼が彼ではない疑惑が勃発
同棲生活が始まってから10か月ほどがたったある日、彼が知らない名前を使って
誰かと電話をしているのを聞いてしまいました。
美佐さんが問い詰めると、仕事で偽名を使っているとのこと。
そして、美佐さんの知っている名前が本当の名前だという証拠を見せると言って
保険証を見せてくれたものの、生年月日が聞いているものと違っていました。
さらにそれを突っ込むと「誕生日は、これが本当だ」と……。
美佐さんはきちんと働かない上に、嘘をついている達也さんを責め、
そのまま口論になってしまいました。
そして、そのまま達也さんは家を飛び出して行方をくらましてしまいました。
しかし、行方をくらまして2か月後、達也さんは美佐さんの家の前で
美佐さんを仕事からの帰りを待っていました。
「ごめんなさい。これからは嘘はつかずに正直に生きるから、許してほしい」
と達也さんが泣いて謝ってくれたので、美沙さんは今回だけは許すことにし、
また頻繁に会うようになりました。
しかし、それからも達也さんは嘘をつき、それが原因で2人は喧嘩が絶えませんでした。
そうこうしているうちに、職場も住んでいるところもあやふやなまま付き合いは4年目に。
そんな状況で、ある日突然、美佐さんは達也さんにプロポーズをされました。
このまま結婚してもいいの?悩む美佐さんはどうする?
(2018.04.25)